自然派きくち村

自然栽培、農薬・肥料不使用のお米とお野菜。
ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉。
こだわり抜いた調味料。
それらを使用した惣菜にスイーツ。

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走る豚の水餃子(SUMI×自然派きくち村) 10個入り【冷凍】

価格
1,200円(内税)
在庫数
在庫なし

こちらの商品は、冷凍便にてお送りします。

一部の常温便・チルド(冷蔵)便の商品との同梱はできませんので、2個口発送となります。

清くシンプル。もっちり、じゅわ〜り。

沸いたお湯の中に、丁寧にひとつずつ泳がせるように餃子を入れていく。
しなやかな手から生み出された餃子が、鍋の中でひらりひらりと気持ちよさそうに踊っている。
”そろそろいいよ”と湯から顔を出す餃子たちを、またひとつずつ丁寧に掬っていく。
「器が好き」という彼女が選んだお皿につるりと餃子が乗ってやってきた。楽しそうにウォータースライダーを降りてくる子どものように。

 水餃子の生地は、厚みがありもっちりとしていて食べ応えもしっかり。自然栽培の粉にふすまが入っているので栄養価も高く、粉の風味や甘味を感じる。
餡の中身は放牧豚のミンチと生姜のみ。小麦粉、お肉、生姜…それぞれに風味や旨味がしっかりあるので、それを最大限生かすようにシンプルに作られたそう。ほどよく調味された旨味の強い肉汁が口の中でじゅわりと、幸せが溢れる。

餃子に使われたお肉は、菊池市街地から渓谷に向かって車を走らせた『やまあい村』で育てられた、通称:走る豚。
『東の奥入瀬、西の菊池水源』と言われた程の澄んだ湧き水を飲み、熊本産の麦や自然栽培のサツマイモや炭(!)を食べる豚たち。愛情かけて育てられた豚たちは人を見るとブヒブヒと寄ってくる。(取材日は暑かったので豚たちはのんびり過ごしていたけれど、以前伺った時はトラックを追いかけて走ってきました。まさに走る豚!)

星の王子さまの育てた豚

 犬並みの嗅覚で土の中から木の根を探してぼりぼりと食べ出したと思ったら、その場で寄り添って寝っ転がったり。自由で羨ましくなる。
暑い夏は木陰のあるところへ、秋は栗の木の下へ…季節ごとに、130匹ほどいる豚たちを10組に分けて、広大な山の敷地の中に約30カ所ある放牧地へ豚たちを移動させながら育てられている。
お父様の代から養豚をされている『やまあい村』の武藤勝典さんに、放牧についてお話を伺いました。
「生態系に近い形で育てたかったんです。抗生剤を使わず済むように、放牧したあとの土地は耕運して畑にしたり、時間をかけて自然の状態に戻します。豚たちの排泄物が日光と雨と土と微生物で自然分解されて、植物の養分となって土地に草が生えて…やっとまたそこで豚たちを育てることが出来るんです。」
放牧すると豚たちの運動量が上がってアミノ酸値が高くなり、旨味が強く免疫力も高くなるのだそう。通常5〜6ヶ月の飼育期間を7〜8ヶ月かけることで、より旨味が強くなる。気候で脂のバランスや肉質も変わる。放牧豚は野菜のように旬のエネルギーをもらえるものだと初めて知りました。一匹一匹の顔も覚えているし、体調が悪い子にすぐ気が付くのは、「自分のこどもと一緒」だからと笑う、2児の父である武藤さん。

 放牧したあとの土地を、自然に還せるくらいの頭数しか育てない。更には無駄な屠殺の無いよう、時期ごとに、レストラン等の取引先で消費される数から生産数を割り出した数だけを、丁寧に愛情をかけて育てられています。それは、ご自身のお子さんから「パパはお休みないの?」と嫉妬されてしまうくらい。
武藤さん(の中身)は、きっと星の王子さまなんだと思う。

動物が自然の中を走る。
それは、木の葉を抜けて差す日差しのように当たり前のこと。

…余談ですが、『飼養衛生管理基準』というものが改正されました。
当初、事実上(家畜やペットを含む)放牧が出来なくなってしまう可能性のある内容でありましたが、多くのパブリックコメントによって、条件付きで解除されることになったようです。
武藤さんも改正内容が開示されてからパブリックコメントの受付が終わるわずか1週間の間、必死に戦ってこられました。
内容については『やまあい村』さんのフェイスブックをご覧になられてください。
『種子法』しかり、注意深くしていないと見逃してしまいそうですが、自分の食べているものをしっかり理解して守っていきたいと思いました。
当たり前が世の中から消えて行きそうになる。
それを必死で守ろうとする人たちがここには沢山いる。

家族のように育てた豚を、家族に食べてもらうような気持ちで

 活気のあった商店街も、当時売り子であったであろうご婦人たちの懐っこい笑顔以外は、静かになってしまった菊池の中心地。その中にある渡辺商店から徒歩5分程のところ、白い内装の洒落たお店の扉が開いのは、今年の春のことでした。
美味しいものに目がない渡辺社長の行きつけになり、今回のコラボレーションが生まれました。

 水餃子を作ってくれた『SUMI』の河村美紀さんは、前職でインテリアバイヤーをされていただけあり、中に入ると選ばれたアンティークの家具や品のいい器、センスのいい小物が心地よく並べられ、ショートカットの河村さんが軽やかな声と立ち回りで切り盛りされています。

 菊池で育った彼女は自分のお店を地元に構えることに決めました。
「自分がきっかけでこの商店街にお店が増えたり、周りの素敵な場所にも遠くから来てもらえるきっかけになれば」とこれからの菊池を楽しみにしている河村さん。
心地よい響きが印象的な店名の『SUMI』はお母様のお名前から取られたそうで、お料理好きはお祖母様の影響だそう。仲の良いご家族で食卓を囲まれる姿が目に浮かびます。
河村さんがお料理で大切にされていることは、身体に優しい飽きない味を作ること。台湾料理店をされたのも日本に統治されていた時代背景があり、日本人の口に合う優しい味付けだったからだそうです。

手ごねの生地を細い麺棒であっという間に綺麗に伸ばし、手際よく餡を包んでいく。
トレーの上にお行儀よく並んだ水餃子。
お料理している最中も話しているこちらに耳を傾けながら、時には手や足を止めて身体をこちらに向けてくれたり、相手に細かく気を配りながら、きびきびと仕事をこなしていく。

まるで学校帰りのこどもの1日の話を聞くおかあさんのように。

子どものように育てられた素材とおかあさんのような愛情で作られた、きくち村の台湾水餃子。
今日も食卓に愛情が運ばれます。

走る豚の水餃子のおいしい茹で方
1. 大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かす。
2. 沸騰したら水餃子を冷凍のままゆっくり入れ、鍋底にくっ付かないように大きくかき混ぜる。
3. 再度沸騰して、水餃子が水面に浮いてから3分ほど茹でる。(お湯は常にぐつぐつ湧いている状態をキープ)
4. 3分経ったらザルにあげ、器に盛る。なるべく早く熱々を食べる。
※お好みで黒酢、ポン酢などをつけてもgood!
※一度茹でてから“焼いたり”“揚げたり”しても食感が変わってgood!“お鍋の具”などにもオススメです!


ちなみに、きくち村の「玄米黒酢」 「かぼすポン酢」 「ゆずポン酢」はコチラ

台湾料理×地元きくち

ハウスメーカーが運営するショップマネージャーとして、カフェのメニュー開発とインテリアのバイヤーを務めた後、自身が元々好きであった現地の優しい味を再現すべく、2020年3月に台湾料理店『SUMI』をオープン。イベントなどでの出店も手掛ける。

『SUMI』店舗情報
ランチ  水〜日 11:30~14:00(L.O)
ディナー 木金土 18:00~22:00(L.O) ※ディナーは予約のみ
〒861-1331 熊本県菊池市隈府266
0968(28)9026
imstagram @sumi.kikuchi
今回ご紹介した走る豚の台湾水餃子も店頭でも食べられるそうです!

SUMI
SUMIオーナーシェフ
河村美紀さん
走る豚の水餃子 SUMI×自然派きくち村
名称 冷凍水餃子
原材料 豚肉(熊本県産)、小麦粉、しょうが、醤油(小麦、大豆を含む)、なたね油、塩
内容量 10個
賞味期限 1ヵ月
保存方法 直射日光、高温多湿を避けて保存
製造者 SUMI 熊本県菊池市隈府266

ライター/根本ゆり佳(amb./10)

料理家。鎌倉の外れで夫婦で小さな飲食店を経営中にシュタイナー食物論に出会い、食に向き合う為、九州へ移る。すぐに子どもを授かり、子育て中に主人が農業研修を受け自然栽培に興味を持ち、2019年夏に熊本県菊池市へ移住。オーガニック食材を使用したお料理・パン・お菓子などをヴィーガン対応で作っています。フードスタイリングやレシピ考案、夫婦での出張食堂「10」など、食にまつわることを手掛ける。 「小さな宿と食卓のお店」を構想中(現在は物件探し中)。

根本さんが作られた料理写真など→ Instagram