自然派きくち村

自然栽培、農薬・肥料不使用のお米とお野菜。
ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉。
こだわり抜いた調味料。
それらを使用した惣菜にスイーツ。

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【令和6年度】わたなべ百姓のもち米 2kg (農薬不使用歴10年以上・自然栽培歴10年以上)

価格
2,000円(内税)
在庫数
在庫なし
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菊池の自然に抱かれた田畑にて

 きくち村の生産者、わたなべ百姓こと渡辺明人さんは熊本でお茶を作り始めて30余年。干し椎茸や干し柿なども作られています。お米づくりは明人さんのお祖父さん・曾祖父さんの代からされています。わたなべ百姓の田圃は、普通の田圃と冬季湛水の田圃とが、菊池渓谷にほど近い山あいにあります。
 茶畑を望む乾式の田圃には、前年度のかけ干し後の稲藁を戻しています。田に足を踏み入れ、土の様子を見つめていると、自然にくぬぎの枯れ葉が田に入っていたり、土に戻りかけつつある藁の間を小さな虫たちが駆け回っていたりしていました。自然栽培のお米は、自然栽培の年数を経るごとに少しづつ味が淡泊になっている気がすると言います。

 さらに山を上がって行った場所にある田圃では冬季の水田に水を張りっぱなしにしてあります。「冬季湛水の田んぼ」は「ふゆみず田んぼ」とも呼ばれ、様々な生物が水辺で生きられるので環境保全型農業の一つの方法として注目されている方法です。自然環境を守る利点は数多いのですが、多くの水田は用水を共同で使用している為、一年中水を張った状態にしておける田圃はそう多くはないようです。
 明人さんは、自分の田圃で採れた前年度のかけ干しの稲わらを入れていますが、水を張っている田の方が分解が早いようだと明人さんは言います。水の中で藁が分解される事により、発生するメタンガスが抑えられ、水に含まれる酸素量が増えるのだといいます。
 冬も水を張っている事により、この田圃の中で越冬する生き物が増えます。土壌に棲む動物や昆虫や菌達の生命活動が、結果的に冬の間から水田の泥を耕してくれ、生物ろ過システムとして働き、水をきれいにします。イトミミズが柔らかいトロトロの層を作りだし、陽を浴びて育つ緑の藻は窒素分を固定し、雑草の種から芽が出にくくなります。農薬を一切使わず、生き物たちの力を借りての自然栽培です。はたして、この二通りの水田で育てられたお米は味が違うのかどうか気になる所ですが、わたなべ百姓の自然栽培米は、自然の循環を利用した、二種の栽培方法で栽培したお米を合わせたものになります。

わたなべ百姓のもち米 2kg
生産者 渡辺明人
生産地 熊本県菊池市
品種 未検査米
(種子購入:サイワイモチ)
農法 自然栽培
農薬不使用歴 年以上
自然栽培歴 年以上
未検査米