新米【令和4年度】元田旭一号 5kg(農薬不使用歴18年・自然栽培歴14年)..
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これが現代米のルーツ。幻の米「旭一号」を作る生産者。
コシヒカリ、ヒノヒカリ、あきたこまち。これらは日本の代表的なお米の品種ですが、ルーツを辿るとある品種に行き着きます。旭一号。120年の歴史を誇る「幻の米」です。粒が大きく味も非常に美味しいこの品種ですが、なぜ幻となってしまったのでしょう。それは「作りにくさ」、これにつきます。まず倒伏に弱く、非常に稲が倒れやすいことが一つ。次に耐病性。病気にかかりやすいという特性が一つ。最後に脱粒性。ちょっと触っただけで粒が落ちてしまうほどに籾が取れやすく、台風一過の後は稲に籾が全く残っていないこともしばしば。そういった理由もあり、また品種改良により病気や倒伏に強い品種に生産が移ったことから、旭一号は幻の米となってしまったのです。

元田裕次さん

その幻の米を作る生産者が菊池市にいます。元田裕次さんはその倒れやすく病気になりやすい品種である旭一号を農薬・肥料不使用の自然栽培で作っています。なぜ「作りにくい品種」を農薬不使用でなおかつ肥料不使用で育てることができるのか?キーワードは「土」でした。「肥毒」という言葉があります。化学肥料や有機肥料を長年使い続けると、土中に硝酸態窒素が残留し蓄積していきます。これが作物にとって「毒」となるのです。では土を改善し肥毒を抜くことで農薬・肥料不使用でも元気な作物が育つのではないか?元田さんの研究の日々が始まりました。 そして現在。元田さんの田んぼには倒伏にも病気にも負けず力強く育つ旭一号の姿がありました。
数cmにも積もった肥毒の層を自然に戻す必要がある。自然に戻るのを待つと5年はかかるこの土壌の浄化を手助けしてくれたのは「腐植前駆物質」でした。現代農業にも特集されたこともある、最新の土壌生成理論に基づいて作られた腐植前駆物質。これを肥毒の積もった土に入れることにより、肥毒を土壌微生物の代謝作用で分解させることができるのです。「農薬漬けにされている日本の農業の救世主である」と元田さんが語る腐植を利用した自然の循環。「幻の米」を幻とせず立派に育てていく力が自然にはあるのです。

生産者 | 元田裕次さん |
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生産地 | 熊本県菊池市 |
品種 | 旭一号 |
農法 | 自然栽培歴14年 |
農薬不使用歴 | 18年 |
