自然派きくち村

自然栽培、農薬・肥料不使用のお米とお野菜。
ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉。
こだわり抜いた調味料。
それらを使用した惣菜にスイーツ。

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上田農園のプリンセスほおずき(農薬・化学肥料不使用)100g

価格
1,500円(内税)
在庫数
18
購入個数をお選びください



こちらの商品は、常温便orチルド(冷蔵)便にてお送りします。

冷凍便の商品との同梱はできません。冷凍便商品を一緒にご注文の場合、2個口発送となります。

食べたことありますか?農薬不使用「フルーツほおずき」

 熊本県の和水町産、農薬・化学肥料不使用栽培の「フルーツほおずき」のご紹介です。
 きくち村スタッフもほとんど食べたことのなかった「フルーツほおずき」。ほおずきといえばお盆に飾るものであったり、世代によっては笛を作って鳴らしたりと、「食べておいしい」イメージはほぼないのではないでしょうか。
 しかし、このフルーツほおずきは、生産者の上田さんが試行錯誤しながら作り上げた、クセやえぐみもない、今までのほおずきのイメージを覆すものです。

 ヨーロッパではメジャーな食べ物であるフルーツほおずき(食用ほおずき)は、ミニトマトにも似た見た目で、甘い香りのするジューシーな果実です。口に入れると、どこかマンゴーのようなトロピカルなテイストがあり、甘酸っぱさとその芳香で、ほおずきという名前の先入観からは想像できない、まるで新しいフルーツ。生のままデザートにしたり、サラダに入れたり、ペクチンを含むのでジャムにしたりして食します。肉料理の付け合わせにすると、お肉のこってり感がなくなりさっぱりと食べられます。
 まさか「ほおずき」がこんなにおいしいものだなんて。多くの方には初めての体験になるかと思います。
 栄養価も高く、ビタミンA,Bをはじめ鉄分等のミネラルもトマト以上の含有量です。その他、普段摂取の難しいβクリプトキサンチン、ポリフェノール、イノシトールなども含んでいます。

世界が認めるおいしさです

 上田さんのほおずきのブランド名は「プリンセスほおずき」。殻がふんわりした“お姫様のドレス”のように見えるということで、上田さん自らが付けた名前です。
 ベルギー「iTQi(国際味覚審査機構)」において「三つ星」を獲得、同賞を3年連続獲得した製品に送られる「クリスタル味覚賞」を授与されているという、フルーツほおずき界(?)ではかなり有名なもの。
 レストランやスイーツ店でも使われており、東京都内のとあるお店では期間限定のパフェの素材として、ほおずきパフェ目当てのお客さんを集めているほどです。

保存上のご注意

 こちらの「プリンセスほおずき」、保存は常温でも1週間はOKです。冷蔵庫では2週間ほど持つとのこと。
 しかし、冷蔵から常温へなどの急激な温度変化があると、殻の内部が結露してしまい、カビなどの原因となってしまいます。
 冷蔵で発送された方ですぐに召し上がらない場合は、到着後は温度を変えないよう冷蔵庫へ。冷蔵庫から取り出したあとはお早めにお召し上がりください。

「おいしい」が一番!和水町・上田農園

 熊本県の北西部に位置する小さな町、和水(なごみ)町。自然に恵まれたこの地には古墳などの歴史的資源が数多くあり、良質な泉質の温泉も湧いています。
 緑の山々に囲まれ、菊池川の流域でもある和水町は農産物の生産も盛んなところ。近年では「日本マラソンの父」金栗四三の誕生の地としても知られています。
 この町に農地を持つ「上田農園」の上田岩雄さん。ほおずき以外にもナスやお米、大麦など多種の野菜や果物の栽培をしています。

 上田さんの使う主な肥料は「菊池川の草」です。
 河川敷に生える雑草には、川の上流から運ばれてきた山の栄養が詰まっている。これを生かさないのはもったいない。刈った草を長期間積んで寝かせ、良質の堆肥を作っています。そこに微量ミネラルとしして有機JASの認証を受けた資材を足す、今の形に行き着いたといいます。
 農産物にも有機JAS認証を取得している上田さんですが、きくち村でも各ページに書いてある「●●栽培」的な言葉にはあまり関心がありません。こう書くとちょっと誤解を生みそうですが、上田さんの考えは、まず「おいしいこと」。そのために良質な土を作ることからはじめ、作物に与える食べ物(=肥料)を変えたり、温度管理などのやり方を変えたりと、試行錯誤した結果が現在の農薬・化学肥料不使用栽培という形。それについては上のインタビュー動画をぜひ見ていただきたいと思います。
 「“ああ、おいしかった”の後、“なんだか体の調子が良くなった”と言われるのがいいね」と話す上田さん。その作物の土台である土づくりは、何年経っても「まだまだ完成していない」そうです。

ビニールハウスの中は小さな生態系

 上田さんのほおずきを栽培しているのはビニールハウスの中ですが、同じハウス内にはほおずき以外にも色々なものが植えてあります。
 金柑の木がたわわな実をつけている横にはレモンが花を咲かせ、その蜜を吸おうと蝶々が舞っています。その足元には雑草と共にとう立ちした大根が伸び、さらに隣には立派なパイナップル(自家用)が実をつけている。
 字で見ただけではバラバラなようですが、上田さんのハウス内ではそれがひとつの「環境」となって、まるで小さな生態系のようなものができあがっていました。

何農法?「おいしい農法」です!

 基本的には「自分で作ったらおいしい」のスタンスで、なんでも作ってしまう上田さん。過去にメロンやイチゴでも成功していますが、その後メインで作るのをやめて他の作物に切り替えています。
 しかしほおずきは、初めはお金にならなかったのに10年以上栽培を続けています。そこを疑問に思ったスタッフが聞くと「うーん、おいしくなかったからかな」。
 最初が「おいしくなかった」からこそ、チャレンジ精神に火がついたのではないかとスタッフは思います。
 「おいしい」を追求していたから種も自家採種で選抜し、良い土を作ろうとし、土をこわす農薬も使わなくなった。だけど「有機栽培」「自然栽培」なんて言葉はどこ吹く風。一番おいしいほおずきを作ろうと頑張ったら、米や他の作物もおいしくなった(笑)。
 取材中に飛び出した「おいしい農法」という言葉に「それ!『おいしい農法』!」と楽しそうに笑う上田さんの作る作物は、そのおいしさで食べる皆をハッピーに、そして健康にしてくれるだろうと感じました。

 
上田農園のプリンセスほおずき(農薬・化学肥料不使用)
名称 フルーツほおずき
生産者 上田農園 上田岩雄
生産地 熊本県玉名郡和水町
農法 農薬・化学肥料不使用栽培