まさに「森のパンや」さん！きれいな水と空気に包まれた最高のロケーション

　「こんな山の中に本当にあるんですか？あれ、携帯が繋がらないんですけど〜（泣）」…最初に、森のパンやshanti（シャンティ）さんの工房にうかがった時の事でした。
　世界最大級のカルデラで有名な阿蘇山の北西。菊池市から山道を登りに登った標高500メートル程の大分との県境。澄んだ空気と清らかな水が最高に美味しい山あいの小さな集落で、田中栄一さんと妻の昌子さんは、毎日美味しいパンを焼き続けられています。
　天然酵母パンを焼き始めて18年目。以前、栄一さんは宮崎県の運輸会社に勤められていましたが、「サラリーマンをしていると、子どもに会う時間が全くとれない」と、2人のお子さまが小学校へ上がる前に退職を決意され、奥様と天然酵母の石窯パンを始められました。

　開業以来「子どもが安心して食べられるものを作りたいから」と小麦粉は九州産にこだわり、卵や牛乳もアレルギーが出にくい材料を厳選し、できるだけ身体に優しい原材料を使うことを心掛けられています。
　パンの酵母は「あこ天然酵母」と「ホシノ天然酵母」を使用。パン用の酵母だけを集めたイーストと違い、いろいろな酵母が集まったものですから発酵する力が弱く、出来上がるまでに時間がかかります。しかし、生きている酵母がゆっくりとパンを育てていく過程で、天然酵母ならではの奥深い風味と豊かな味わいが生まれるそうです。
　とはいえ、冬の寒い時期には発酵に18時間もかかったり、季節や天気の具合でも発酵の具合も変わるので大変な作業です。田中さんご夫妻は「手間ひまをかけて、愛情を込めて」と、我が子同様に一つずつ優しく手をかけ丁寧にパンを作っています。

　「家族みんな一緒がいい」と笑う昌子さん。18年前の開業以来、栄一さんが保育園の送り迎えに行ったり、絵本の読み聞かせをしたり、みんなでご飯を食べながら学校であったことを話したりと、家族4人で過ごす素敵な日々が始まりました。
　宮崎県で開業され、6年前に自然あふれる菊池市へ移住された田中さん一家。２人のお子様はもう成人されましたが、電話やメール・LINEなどで繋がりがあり今でも仲良しだそうです。

　「家族みんな一緒がいい」と笑う昌子さん。18年前の開業以来、栄一さんが保育園の送り迎えに行ったり、絵本の読み聞かせをしたり、みんなでご飯を食べながら学校であったことを話したりと、家族4人で過ごす素敵な日々が始まりました。
　宮崎県で開業され、6年前に自然あふれる菊池市へ移住された田中さん一家。２人のお子様はもう成人されましたが、電話やメール・LINEなどで繋がりがあり今でも仲良しだそうです。

見た目もかわいい！カリカリ、もっちりのプチパン

《小麦粉》は、は、自然派きくち村で古くからお世話になっている熊本県の生産者さんにお願いし、農薬・肥料不使用の自然栽培で収穫した小麦を、御年81歳の職人の技で粉にした、フスマ入りの地粉(歩留まり80％の小麦粉)を使用。フスマには食物繊維、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅などの栄養成分が豊富に含まれているので、味はもちろん体にも美味しい小麦粉なのです。★強力粉（品種：ミナミノカオリ）
《岩塩》は、モンゴル大平原の岩塩から生まれたおいしい塩で、ほのかな甘みを感じさせます。