自然派きくち村

自然栽培、農薬・肥料不使用のお米とお野菜。
ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉。
こだわり抜いた調味料。
それらを使用した惣菜にスイーツ。

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天草・産島の「うぶ柑(甘夏)」 1kg(自然栽培)

価格
600円(内税)
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熊本は天草の無人島“産島(うぶしま)”で生まれ育った
「うぶ柑(甘夏)」

 とても力強く、しっかりとした酸味とほろ苦さの後に感じる“ちょっとした甘味”は、嬉しい味わいかもしれません。果肉の入り方も、ほどよくみずみずしく、歯切れも良く、食べ心地もいいです。この甘夏が人の手から離れて約10年以上経っている場所で自然に育ったというから驚きです。

うぶ柑

 かつて産島では甘夏の慣行栽培が行われていました。産島はその名の通り「島」ですから、一度収穫したみかんを船に乗せ本島に運ぶ必要があります。離島でのみかんづくりは通常の3倍は労力がかかります。人口の減少と高齢化が進み、産島で甘夏を栽培する人がだんだんと減少し、産島での甘夏づくりが人の手から離れました。

産島の大自然の中の甘夏 険しく木々の中を甘夏採取

 それから約10年以上たち、地域の若い方が産島に行かれた際、甘夏がたくさんなっているのを発見しました。かつて栽培されていた甘夏が自然の力だけで広がりを続けて、美味しいものだけしか食べないと言われるイノシシなどの小動物や虫が食べちゃうほどの“美味しい甘夏”として育ち続けていたんです。発見してその時食べた甘酸っぱくほろ苦い、懐かしい味わいに「この味を、この産島をもっと知ってほしい」と思ったそうです。
土壌としてはもう10年以上農薬や肥料も使われていない無人の地で自然の力だけで、力強くその実を増やし続けた甘夏なんです。

産島の大自然の中の甘夏 険しく木々の中を甘夏採取

産島を知ってほしいという想いを名前に込めて「うぶ柑」

 産島のことを知ってほしいという想い、産島で育ったこの甘夏を「うぶ柑」と名付けたそうです。肥料なども使わず、何の手も加えていないというか、何も入っていない、まさに無人島生まれの無人島育ちの産島のみかん「うぶ柑」。ぜひ、ご賞味いただきたいです!

天草産島が大好きな皆さん

天草・産島の「うぶ柑」(甘夏)
品種 甘夏
生産者(代表管理者) 山根 ゆみ さん
生産地 熊本県天草市
農法 自然栽培
自然栽培歴 15年以上
夕日バック産島 船バック産島

きくち村スタッフの取材記

 2019年4月13日、きくち村スタッフのタノとエダの2人で早朝、天草に取材に行きました。熊本は菊池から約3時間ちょっと。待ち合わせ場所に到着。場所に近づくにつれて海の透明度が変わっていったことには驚きました。現地の方の船に乗り、海の上へ。いやぁ、こんなに風が気持ちよくて、こんなに海が大きな世界なんだって、素直にテンション上がっちゃいました。産島に上陸した際、産島の緑の深さに目を取られ、そのまま見入ってましたし、人から離れた地というのもあってどこかリラックス。キャンプする場所などはありますが、電気などはなく非常に割り切った気持ちいい空間です。実際に木になっている甘夏「うぶ柑」をもいでその場で食べさせていただきましたが、甘夏らしいほろ苦さと甘酸っぱい味わい、個人的にいいなぁと思ったのは、歯切れの良さと、後味の余韻程度に残るほろ苦さと酸っぱさに見え隠れするちょっとした甘さです。今回販売する「天草・産島のうぶ柑(甘夏)」を食していただきたいのはもちろん、小さな船ということもあったのでしょうが、大きな海の上を渡り、忙しい日常から少し離れた世界観が持てる、産島の何とも言えないリラックス空間も知っていただけたらなぁと個人的に思います。