むらかみくだもの 夢文(文旦)(自然栽培) 2玉
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むらかみくだものの自然栽培「夢文」文旦の仲間です。
自然栽培にて主に柑橘類を栽培する「むらかみくだもの」さんから入荷したのは「夢文(ゆめふみ)」という柑橘。文旦の仲間で新しい品種。河内晩柑と水晶文旦の掛け合せで、「夢の文旦」という意味でこの名前になったそうです。
美しい果肉に、ジューシーで豊富な果汁と爽やかな酸味を持つ、食べごたえのある柑橘です。
産地は熊本のみかんの一大生産地「河内」に隣接する、玉名市の天水(てんすい)町。明治の文豪夏目漱石が「桃源郷」と呼んだことで知られており、小説「草枕」の舞台ともなった場所です。
少々傷のあるものも混じることご了承ください。
江戸時代より続く畑で自然栽培「むらかみくだもの」
「むらかみくだもの」の屋号で自然栽培の柑橘類を主に作る村上和喜さん。熊本のみかんの有名産地・河内を擁する「金峰山」の周辺に2か所のみかん畑を持つ農家さんです。
村上家のみかん農家としての歴史は古く、玉名市天水町の畑は江戸時代からのもの。もう1つの熊本市内のみかん畑からは、熊本市中心部から遠くは阿蘇の山々まで見渡すことができます。
畑に訪れた日はみかんの時期には遅かったものの、金柑やグレープフルーツなどの実がたわわに実った様子を見ることができました。村上さんは柑橘類を中心に、60種類ほどの多品目栽培をされています。
高校生の頃から農業高校にて環境を学んでいた村上さんは、代々続いたみかん園に就農し、昭和の時代に園の一部を農薬不使用にしましたが、就職をしたためいったん中止したとのこと。完全に農薬不使用とするのはとても難しく、いくども挑戦を繰り返してきました。
そして平成27年に農薬と肥料の使用をやめ、自然栽培となります。村上さん自身は令和になってから専業農家となったそうです。
その年の気候の影響を受ける自然栽培では、毎年柑橘の味も変わり、安定はしませんが、収穫された柑橘は「昔のくだものの味がする」と好評です。
「みかんを一列だけ残しておいたんだけど」と言って向かった畑では、そのみかんが全てカラスに食べられてしまっていました。消費者としては残念な限りですが、そんなことも自然の一部なのかもしれません。
歴史のある生産地で、お客様の笑顔と安心・安全のためにくだものを作り続ける村上さん。金峰山からの絶景を見渡すその穏やかな笑顔も、食べるお客様にきっと伝わるでしょう。
名称 | 夢文 |
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生産者 | むらかみくだもの 村上和喜 |
生産地 | 熊本県玉名市天水町小天 |
農法 | 自然栽培 |