リクエストに答えて「ひきわり」誕生

　兼ねがねリクエストをいただいていた自然栽培のひきわり納豆、この度ようやく完成いたしました。
　ひきわり納豆は、ただ粒が細かくなった訳ではありません。実は作り方に違いがあるんです。大豆を蒸し、納豆菌をかけて発酵させた普通の納豆に対し、ひきわり納豆は蒸す前の硬い大豆を細かくし、皮を取り除いてから蒸して発酵させたもの。粒の細かさに加え皮も取り除いているので、フワッとした食感を楽しめ、また消化にもよく、ご年配の方や小さいお子さんにもおすすめです。納豆巻きにもいいですね。

　原料の大豆は熊本産の自然栽培フクユタカです。九州では主流の大豆で、高タンパク大豆とされています。強い粘りと香りは自然栽培原料と手作りならでは。栄養面でも優秀で、朝食にはもってこいですよ！

森ノリノの内田さん夫妻が心を込めて手作りした納豆

　森ノリノの納豆作りは朝、吸水した原料の大豆を鉄釜で、ふっくらツヤツヤ蒸しあげることから始まります。蒸しあがった大豆を味見させて頂くと…柔らかさ、甘味、豆の香り、そのまま食べても美味しい！この時の大豆の硬さも、美味しい納豆の重要なポイントなのです。
　蒸しあがった大豆をタライに移し納豆菌を混ぜ合わせてよくなじませたものを、お父さんがお椀に入れて量り、お母さんが包んでいきます。この後、温度管理された保温庫で発酵させ納豆菌が十分に増えると美味しい納豆が完成。このようにして手作りできるのは一日に約400個程度。森ノリノの納豆作りは、大豆の状態・季節や気温など細やかに判断し心を込めた手作業で日々営まれていました。

　納豆は冷凍保存もＯＫ！食べる前日位に冷蔵庫に移しておけば美味しく召し上がれます。冷凍されている間、納豆菌は冬眠状態で眠っており生きています。納豆のうまみ成分は、グルタミン酸や豊富なアミノ酸で、大豆のもつたんぱく質が納豆菌の出す酵素で分解されてできる天然の旨みです。納豆に含まれるアミノ酸と甘味成分はよくかき混ぜるほど増えるそうです。ちょっとお得な気がします。
　日本人が昔から食べ続けてきた、伝統的な健康発酵食、納豆。特に森ノリノさんの手作り納豆は、材料・製造工程などもこだわりがあふれています。

きくち村のひきわり納豆(自然栽培フクユタカ使用)

名称	納豆
原材料	白大豆（熊本県産）、納豆菌
内容量	80g
賞味期限	3ヵ月
保存方法	-18℃以下で保存してください
製造者	森ノリノ　内田史子