熊本市産の農薬・化学肥料不使用じゃがいも、品種は「デジマ」です

　熊本市の北部、植木町より農薬・化学肥料不使用栽培のじゃがいもをお届けします。肥料はぼかしと米ぬかを使用しています。
　じゃがいもの品種は「デジマ」。1970年代に、長崎の出島にちなんで命名された「デジマ」は、主に西日本で栽培されることが多い品種です。芽が浅く、表面の凸凹が少ないので調理しやすく、食味にもすぐれています。男爵のようなホクホク感がありながらメークインのような粘質も感じられ、両者の中間のような食感です。
　程よく煮崩れ、煮物やカレー、味噌汁などによく合います。変色が少ないのでポテトサラダやコロッケ、ポテトチップなどにも向いています。

実家の農地で農薬不使用栽培を続ける青木さん

　生産者の青木勝照さんは、熊本市の植木町にて会社勤めをしながら農業を行なっています。畑はご実家のもので、元々はお祖母様がスイカを作っていた場所。青木さんも子どもの頃から農作業を手伝っていたそうです。
　慣行農法で農業を覚えてきましたが、10年ほど前に農薬不使用栽培に変え、じゃがいもや大豆、お米などを作っており、作物によっては自然栽培です。お祖母様からは「なんで農薬や肥料を使わんとや」と言われたそうですが「やってっみたらできた」。化学肥料を使うと使わないとでは、作物の味も違うとのことです。