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新米【令和8年度】めぐみひかり (ヒノヒカリ) 5kg (農薬不使用歴15年以上・自然栽培歴1年)
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世代をつなぐ田圃。棚田で作る自然栽培ヒノヒカリ
菊池の標高350〜400mほどの山あい。菊池川の源流沿いを登っていくと、山の間に小さな棚田や畑を見ることができます。
この場所で田畑を「農地継承」し、2026年より本格的に農業をはじめた田尻豊久さん。
きくち村でもおなじみの生産者「わたなべ百姓」渡辺明人さんの農地を含む数箇所を引き継ぎ、会社員として働くかたわら、お米やお茶、梅などを育てています。
農地継承とは、高齢などの理由で農業を続けられなくなった生産者から次の世代の担い手に、農地や農業の経営を引き継ぐこと。熊本県では、公的な支援センターがあり、田尻さんはセンターの窓口を通じてこの場所と出会いました。
取材で訪れたのは、渡辺明人さんの田圃の下の段にあたる場所。ここは長年有機栽培を行っており、肥料はなたねの油粕だけを入れていました。
田尻さんはこの場所で、肥料を入れない自然栽培でのお米作りに挑戦しています。
もともと「自分たちが食べるお米くらいは自分たちで作りたい」という思いから、個人で自家用のお米を作っていた田尻さん。こちらは慣行栽培でしたが、自然栽培にも興味を持っていました。
今回の農地継承をきっかけに明人さんと出会い、方法を教わりながら自身も自然栽培に挑戦することになりました。そして明人さん以外にも米づくりをやめる方がおり、引き継ぐことになったのが今回の田圃です。
お米の種は明人さんより受け継ぎました。田圃には、菊池川の源流から引いた、生活排水の混じらない水を使用しています。
山あいの田圃は平地と違い、地形に沿って一枚一枚の形もさまざま。脇がのり面になっている場所も多く、夏場の草刈りにはかなり苦労したそう。山間地ならではの米作りの大変さを実感したといいます。
また、慣行栽培と自然栽培では、収量にも違いを感じたそうです。
「慣行栽培は、やっぱり収量が多いという印象です。」
そう話しながらも、まだまだわからないことの多い自然栽培を先輩に教わりながら、ひとつひとつ経験を積み重ねています。
土地の景観も守っていきたい
これからの米づくりについて尋ねると、田尻さんは、まず今ある田んぼをしっかりと守っていきたいと話してくれました。
「今お借りしている田んぼをきちんと守りながら、おいしいお米を作っていけたらと思っています。この辺りの自然や景観も、できるだけ残していきたいですね」
田圃のある地域は、山あいに豊かな自然が広がる場所。さらに山の上へと登っていくと、遠く雲仙まで見渡せる、心躍るような景色が広がっているそうです。「そういうところを守っていきたいですね」。
農業の担い手が減って行く現代。田尻さんの取り組みは、地域の農地を次へとつないでいくことにもつながっています。まずは、引き継いだ田んぼでしっかりとお米を作ること。そして、農業を継続できる仕事として少しずつ形にしていくこと。
会社員としての仕事を続けながら、新たな農業の可能性を探っている田尻さん。自然栽培の米づくりはまだ始まったばかり。経験を重ねながら、自分なりの農業を築いていこうとしています。
| 生産者 | 田尻 豊久 |
|---|---|
| 生産地 | 熊本県菊池市 |
| 品種 | 自家採種・未検査米 (種子購入時:ヒノヒカリ) |
| 農法 | 自然栽培 |
| 農薬不使用歴 | 年以上 |
| 自然栽培歴 | 年 |

