冨田親由さんの自然栽培原料で醸した天然醸造みそ

　菊池市七城町の自然栽培農家の冨田親由さん。菊池市の環境保全型農業技術研究会であり、自然栽培方法の研究をされている農家さんです。 冨田さんの作るお米・雑穀類は、「少し混ぜて炊くとお米の味が変わる」とも評され人気があります。そんな冨田さんの自然栽培原料を使って、水俣の緒方糀屋さんで仕込んだ天然醸造味噌です。原料のお米は20年以上も農薬不使用・自然栽培で育てており、種取は15年以上のお米、ヒノヒカリ。麦は自然栽培4年目の一番星。種取10年以上の麦の籾を仲間から譲り受け5年以上農薬不使用で寝かせた畑にて栽培しています。大豆は自然栽培4年目の黒千石。種取10年以上の黒大豆です。塩は、モンゴルの岩塩を使用しています。

菊池市産、一年半熟成の七城味噌。

　熟成して半年位の若味噌は、麹の香りが残っており美味しい物ですが、長期熟成の味噌は、微生物によりたんぱく質が細かく分解され栄養素が吸収されやすく複雑な旨味を醸し出します。黒大豆には、人体に有用な抗酸化作用を持つ色素アントシアニンやプロアントシアニンを多く含んでいます。プロアントシアニン色素は加熱しても壊れないという特徴を持っています。味噌を作る場合でも、米などの味噌は一年半熟成でほとんどの米粒は原型が無くなるほど柔らかく溶けたようになりますが、黒大豆の皮の色素は分解されずにほんのりと味噌に色を残します。冨田さんの幸せ家族七城味噌は、一年半の間熟成させた味噌です。加熱殺菌はしていませんので、お好みで追熟してお召し上がりいただけます。