自然派きくち村

自然栽培、農薬・肥料不使用のお米とお野菜。
ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉。
こだわり抜いた調味料。
それらを使用した惣菜にスイーツ。

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耕人舍 さらたま糀 170g

価格
1,200円(内税)
在庫数
在庫なし

こちらの商品は、冷凍便orチルド(冷蔵)便にてお送りします。

常温便との同梱は可能です。その場合、まとめて冷蔵便にて送らせていただきます。冷凍便を選択した場合、一部の常温便・チルド(冷蔵)便の商品との同梱はできませんので、2個口発送となります。

※発送時、パッケージの紙の部分がふやけてしまう恐れがあります。ご了承ください。

サラダ玉ねぎ農家の作る、玉ねぎと麹の発酵調味料

 甘くてみずみずしい、農薬・化学肥料不使用栽培のサラダ玉ねぎで作った糀調味料です。
 熊本県水俣市のサラダ玉ねぎ農家「耕人舍」さんが育てた甘味と愛情たっぷりのサラダ玉ねぎを、熊本県人吉産の農薬・化学肥料不使用栽培米で作った米麹、沖縄県産の塩と合わせて発酵させています。
 生で食べてもおいしいサラダ玉ねぎの甘みとうまみ、そして麹の深いコクで、素材の旨味を引き出しながら、和・洋・中幅広いメニューの味付けを簡単に、美味しく整えます。

 時短でも、美味しく、安心して、身体に優しく健やかにする、おうちごはんをつくるお手伝いをしてくれる「さらたま糀」。さらたま糀を出汁にしたスープはもちろん、お肉やお魚の下味に、野菜炒めやパスタやグラタンの味付けに、他の基本調味料と合わせて麻婆豆腐やカレーに、手作りドレッシングやソースに。
 コンソメ・中華だし・だしの素の代わりとしてもお使いください。
 

生産者おすすめの使用方法

 どのようなお料理も、2〜3人前に大さじ1杯を目安にご使用ください。

※開封後は冷蔵庫で保存し、お早めにご使用ください。
※玉ねぎに含まれる色素の影響で色味が濃くなったり、分離することがありますが製品の品質には問題ありません。

スープ
水:400ml+さらたま糀大さじ1+薄口醤油小さじ1
ドレッシング
お酢、油、さらたま糀、砂糖を1:1:1:1
野菜炒め
お好みの野菜を小さじ2〜3で味付け。お野菜に火が通った後、最後にさらたま糀を入れると焦げにくいです。
お肉やお魚の下味
200gのお肉やお魚に大さじ1杯のさらたま糀で半日くらい漬け込んで

日々の食卓から暮らしの豊かさを「耕人舎」

 熊本県最南端に位置する水俣市の、里山にある小さな集落で暮らす「耕人舎」の吉永紘史さんと麻美さんご夫妻。
 『四季折々の自然を感じ、命とのつながりを肌で感じる暮らし。心身健やかで、自分らしく心地よい暮らし。地域にしっかりと根差した暮らし。』そんな「豊かな暮らし」がそれぞれのご家庭で営まれることを目指して、農業を中心に事業に取り組んでいます。「豊かな暮らし」について考える中で、数年前に農薬・化学肥料不使用栽培を選択しました。
 そんな吉永さん夫妻に1月のある日お会いしてしてきました。鹿児島県との境に位置し、温暖な水俣市。穏やかな内海、不知火海のすぐそばに畑がありました。

慣行栽培から農薬・化学肥料不使用の道へ

 吉永紘史さんは高校卒業後、かつて東京にあった国立の農業学校へ進み、農業の基本から先端技術までを学びました。農業研修やNGOでの海外活動をしたのち、地元近くの水俣で土地を探して農業を開始。特別栽培農産物であるサラダ玉ねぎを減農薬・減化学肥料で栽培し、一般的な流通ルートに乗せ、徐々に畑の面積を広げてきました。
 しかしある年に困った事態が起きます。玉ねぎ価格の暴落です。コロナ禍の時期を中心に3年ほど価格の低迷が続き、玉ねぎは出荷すればするほど赤字になりました。箱代すら稼げない状況の中、結婚しお子さんも生まれていた吉永さんは、農業をやめるかどうかというところまで行き詰まったといいます。

 そして選択したのは、農地の縮小。農業の傍らアルバイトにも行く生活となりました。そんな中、妻の麻美さんに言われたことをきっかけに栽培方法を考え直すこととなります。
 「面積を減らしたのに、今まで通りに出荷しても何も変わらない」
 「これからどう生きていきたいのか、何を大事にしたいのか」

 実はもともと技術を追求していくのが好きな性格の紘史さん、畑の片隅ではずっと有機資材での玉ねぎ栽培の実験を続けていました。
 しかし農業を学んできた中で、「有機や無農薬で作るのもいいけれど、安定した価格でしっかり市場に供給して日本の食生活を支えるというのも農家の役目だよ」と教えられたことが心に響いており、以前NGO活動で訪れたフィリピンでも、日本のように食べ物が気軽に買えない社会の中で、その言葉の重みを実感していました。
 そのため、農薬不使用栽培を選択して作物の単価が上がることには大きな抵抗があったといいます。
 そのような葛藤があった中で、農作物の価格変動の振れ幅が大きいことへの不安とこれでいいのかとの思い、小さくなった畑の規模、そして麻美さんからの助言を受け「今ならできるのではないだろうか」と考えた紘史さんは、ここから農薬不使用栽培を実践していくこととなりました。
 少しずつ切り替えを始め、今ではすべてが農薬・化学肥料不使用栽培となっています。年現在、化学肥料不使用歴は年、除草剤不使用歴は年です。肥料などの資材は、すべて有機JAS認証のあるものを使用しています。

 サラダ玉ねぎの加工品「さらたま糀」は同じ水俣の「緒方糀屋」の米糀を使って製品にしています(「緒方糀屋」さんはきくち村の味噌を作っていただいているお店です)。1つ1つ想いをこめて生産管理されたサラダ玉ねぎで作り、1つ1つ手詰めをしながら、丁寧に製造しています。
 熊本の農村レストランで働いていた麻美さんによる、玉ねぎ麹作りとお料理のワークショップも精力的に開催し、目指す「豊かな暮らし」へと向かって畑と心を耕しています。

耕人舍 さらたま糀
名称 麹加工品
原材料 サラダ玉ねぎ(熊本県水俣市産)、米麹(熊本県人吉産米)、食塩(沖縄県製造)
内容量 170g
賞味期限 冷凍及び冷蔵(未開封):6ヵ月
常温(未開封):3ヵ月
保存方法 冷凍・冷蔵・常温
※常温の場合は直射日光の当たらない冷暗所に保管ください。
※開封後は冷蔵庫に保管し、お早めにご使用ください。
製造者・販売者 耕人舎(吉永紘史) 熊本県水俣市薄原73
製造所 水俣市久木野ふるさとセンター愛林館 熊本県水俣市久木野1071-4