自然派きくち村

自然栽培、農薬・肥料不使用のお米とお野菜。
ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉。
こだわり抜いた調味料。
それらを使用した惣菜にスイーツ。

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花かつお(枕崎産・まき網・荒節削り)70g..

価格
600円(内税)
在庫数
24
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花かつお

花かつお(枕崎産・まき網・荒節削り)

 かつおぶしの種類が2種類あるのはご存知でしょうか。一つは、下処理を行い水分が少なくなるまでいぶした(焙乾)「荒節(あらぶし)」。もう一つは焙乾したものにカビをつけて数か月熟成させた、一般的にイメージするカチカチのかつお節「枯節(かれぶし)」があります。この花かつおは前者の「荒節」を薄く削ったもので、特徴はコクのある強いだしが取れること。枯節のまろやかな味とは違った、美味しさがあります。 また、枯節より工程が少なく短時間で出来上がるので、価格もお求めやすくなっているもの嬉しい所です。

かつお節の種類02
削りぶしのやまいち

日本人としての食の原点、食文化を見つめ直して

 昭和元年の創業以来「素材にこだわった削りぶし」をモットーに、各種削りぶし商品の製造・販売を行う株式会社 山一さん。美味しさと健康と安心を提供できる食文化の担い手として、さらには「削りぶし文化」「だし文化」の伝承者として、社会と未来に貢献されています。
 現・代表取締役の林豊子さんは2代目。先代から社長を後継した理由は、近年の「食の乱れ」を危惧して、とのこと。戦後のモノのない時代から急速な飽食の時代への変化は、父母世代に生活習慣病という影を落し、なお次世代にまで蔓延してきていると話されます。
 実は先代のお父様は糖尿病で全盲に、そしてお母様はリウマチを患い50歳で他界されたという、厳しい現実を目の当たりにされました。

林豊子代表のお話 店舗外観

刺身で食べてもおいしい鮮魚を、けずり節に!

 そんな同社の最大の特長は、削りぶしの原料、製品ともに大量生産、低価格化を“あえて行わない”点にあります。かつお製品においては貴重な“一本釣漁”の鰹節・枯節を主原料として用いており、さらにその他の製品も品質・風味・形状など厳選された原魚・原料を取り扱われています(山一さんが扱う一本釣漁のかつおは、枕崎港に水あげされる全体のたった4%しかないもの。まき網漁でさえ23%しかありません/枕崎市漁業協同組合資料:2002年調べ)。
 今回そんなこだわりの商品の中から、さらに厳選した「鹿児島県枕崎産のかつお」と「熊本県牛深産のさば・いわし・あじ」の削りぶし、「北海道羅臼の昆布」を取り扱わせて頂くことになりました。

山一の製造元としてのこだわりと現状

【1】「枕崎産かつおぶし」
50年以上「山一こだわり節」を作る製造元に委託し、仕様書に基づき製造していただいています。産地製造元には年間3〜4回程訪問し、現状やこだわり、製法の確認を行っています。 年間製造納品計画通りに、毎月届く各種かつおぶしは「削り状態」「香り」「味」「だし味」「だしの透明度」「塩分濃度」などの品質検査を行います。 昔から比べると世界的な漁場規制があるため魚脂が多かったり、身割れが多いためきれいな削り状が出ないことも多いので品質検査のたびに一喜一憂しています。
【2】「さば、いわし、あじぶし」
2〜3月に産地の牛深に視察に行き、各節の依頼をします。出来上がった節から見本が届き、「削り状態」「香り」「味」「だし味」「だしの透明度」「塩分濃度」などの品質検査を行い、合格した節のみを購入します。
さば、いわし、あじぶしは、昔、年明けとともに製造していましたが、現在では牛深港の水揚げも少なく節生産量も減少しており、品質のよい節ができにくくなってきました。この時期は節製造に向く脂の少ない魚が獲れ、湿度が低く空っ風が吹く季節なので天日干しに向いています。しかし、温暖化や暖冬などで「脂の少ない魚+空っ風の条件」が揃わず天日干しができない状況が続いています。
さばに関しては不漁の上、輸出や養殖のエサに取られてしまうため高騰しています。世界的にさば類の資源量低迷しているため、さば漁船に漁獲量上限が試験的に導入が始まり、保護の動きが出ています。
山一さんからのメッセージ
私たち山一の商品は、「美味いのはもちろん、他の食材を引き立たせる素材、調和できる素材」でなければならないと考えています。 料理は「高いエネルギーをもった素材同士を調和させた芸術品」です、調和が崩れてしまうとこだわった美味しい素材でも生かされません。こだわった美味しい素材をより美味しく生かしたいとお考えの料理人さんへ、ご家族に対し健康的で美味しい料理をと考えられているお母様方にお役立ちできる山一でありたいと思います。
鹿児島の製造工場
鹿児島の製造工場02

一つ一つ、手間ひまかけて手作りのかつおぶし

削って袋詰め

 山一さんが、かつお節に使うかつおは日本を出発し、赤道をはさんだ北緯10℃〜南緯10℃、中西部太平洋(南方もの)で漁獲した活きのいいかつおを、鹿児島県の枕崎港で水揚げしたもの。その中で一番美味しいと言われる4.5上〜6上(4.5〜6kg)のサイズのみを厳選されています。かつおぶしに加工するのは提携先である鹿児島の加工業者。良い物を作るためには手間ひまを惜しまない、信頼のおけるパートナーです。工程としては、血生臭さを無くすため流水解凍した後、サイズが大きいので相絶ち(3枚下し)。ピンセットで骨を手作業で取り、約1ヵ月しっかり焙乾。その後、脂ののり具合で選別、表面研磨…など、とにかく手間をかけて製造されているのです。そのこだわりのかつお節を、山一さんの削り加工場で、薄く・厚く、広く・細く…など様々な調理に使いやすい商品に削り、パックして販売されています。