自然派きくち村

自然栽培、農薬・肥料不使用のお米とお野菜。
ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉。
こだわり抜いた調味料。
それらを使用した惣菜にスイーツ。

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4/2(火)発送分_にしばる園の自然卵 6ケ入り(熊本県産・平飼い鶏)

価格
820円(内税)
在庫数
20
購入個数をお選びください



こちらの商品は、チルド(冷蔵)便にてお送りします。

常温便との同梱は可能です。まとめて冷蔵便にて送らせていただきます。冷凍便の商品との同梱はできません。冷凍便商品を一緒にご注文の場合、2個口発送となります。

金儲けの“売り物”ではなく、命を育む“食べ物”を作る

 祖父から続く農家の3代目として、19歳から農業の道を歩んでこられた「にしばる園」園主の城塚正さん、現在64歳。就農当時、日本経済が大きく成長している真っ只中であったことから、農業においても「とにかくドンドン作って稼ぎたい」誰もがそんな考えだった時代で、当然ご両親も同様でした。
 当然のように強力な農薬や化学肥料などをじゃんじゃん使用する毎日。環境への影響や健康被害などまだまだ明確でなかったため疑いもなく使用していましたが、24歳になったあたりから農薬中毒と思われる症状が現れ、仕事が出来なくなってしまったのです。

 その時、無我夢中で取り組んできた自分の仕事を、冷静に振り返ってみて「今やっている農業は本当に自信を持ってできる仕事なのか…」と疑問を感じずにはいられなくなったと城塚さん。そして、農業とは金を稼ぐのが目的ではなく、きちんとした「食べ物」をつくる大切な仕事であるべきだ、という思いが心の中で強く大きくなってゆきました。

理想と現実のギャップに悩みに悩んで…

 しっかりと休養をとり体調もすっかり改善したある日、以前と同じやり方を行う父親に自分の考えを伝えてみると「妙なこつば言うな!(変なことを言うな)」と一喝。いくら話しても取り合ってもらえることはありませんでした。
 そして数年後、城塚さんは最愛のパートナーと出会い、めでたく結婚。そしてその2か月後、「自分たちが理想とする農業」を追求すべくご夫妻がとった行動は、なんと突然の「実家を出る」宣言&実行でした。両親をはじめ地域の仲間たちにも迷惑をかけてしまう事は承知の上でしたが2人は、話し合いにもならない現状を強行突破したのです。

 資金を貯めるため互いに他の仕事に就き、将来のビジョンを温めていった数年間。そのまま余所の地で農園を作るという考えもありましたが、やはり自分が生まれ育った故郷で成功してみせたい!との思いから両親に頭を下げて実家の畑を借り、じゃが芋を植える事から理想の農園への第一歩を踏み出されました。

 その後、様々な野菜を栽培しながら鶏舎を作るための木材を、自ら2年もの時間をかけて山から間伐し、自作で鶏小屋を建設。消費者の方々との“顔の見えるお付き合い”を大切にしたいという考えから、地元の物産館で対面販売を行い直販の販路を拡大されてゆきます。養鶏業の成長に伴い、作業小屋、納屋、畑の区画整理ほか、園内にあるほぼすべての物をセルフビルド!何故ここまで自分で出来るのか理由を聞いてみたところ「情熱はあるけど、金が無いからだよ!」と笑って話される城塚さん。なんと自宅までも自作したという、一般常識を完全にオーバーしている仕事っぷりに、城塚さんの「命を育む“食べ物”を作るんだ」という使命感とも言える想いの強さがひしひしと伝わってきました。

開園から今年で24年目。変わらぬ安心・安全をお届け

 当時からこだわる「食の安全」のために極力自然に近い環境作りに気を配り、鶏の健康にとって最も大切な条件を揃えることを第一とされているにしばる園。
 手作りの鶏舎は、日当たりの良い広々とした四面開放で、無理のない少数羽の平地飼い。もちろんヒヨコの時からワクチンやホルモン剤などの薬剤は一切不使用です。
 エサは地元の飼料米をはじめとする国産原料を自家配合したオリジナル飼料。さらに園内で栽培する南瓜、つるむらさき、ニラ、白菜などの新鮮野菜を食べさせる分だけ日々収穫し、たっぷり与えられています。その為、季節の野菜によって黄身の色の濃淡が変わったり、卵の大きさが多少不揃いであることがあるそうですが、そこも“自然からの頂きもの”として考えれば、逆に面白い所ではないでしょうか。

 現在、自慢の卵は熊本県内の150軒ほどの個人のお客様へ宅配を中心に販売されているのですが、「きくち村のお客様にもぜひ紹介させて頂きたい!」そんな想いをお伝えした所、快く当店にも分けて頂ける事になりました。月曜日と木曜日の週2回、個数限定で販売させて頂きます。
 天然のレモンイエローの黄身が美しい、にしばる園の自然卵。ぜひ一度ご注文いただき、最近話題のTKG(卵かけごはん)や朝食用の卵焼き、その他いろんなお料理に使って日々召し上がっていただけますと幸いです。

有精卵?自然卵?城塚さんの考えとは

にしばる園では、雄鶏、雌鶏を同じ開放鶏舎で飼われているため、卵はいわゆる「有精卵」と呼んでも間違いは無いのですが、城塚さんは有精が完全に100%とは言えないので有精卵ではなく「自然卵」という名称にされています。その真面目なお人柄が、おのずと丁寧な世話につながり、鶏たちへ愛情となって伝わり良い卵が出来るんだろうなぁと感じます。

卵の保管と賞味期限について

有精卵は基本的に直射日光を避け、常温で保管しております。
生で食べられる賞味期限は夏場:2週間、冬場:3週間程です。

流通の都合により約1週間ほどの賞味期限で卵がご到着する場合がございますのでご了承の上ご注文ください。
※クール便のお荷物への同梱は可能ですが、一旦冷やした有精卵は冷蔵庫にて保管してください。

発送スケジュール

毎週火曜日発送/前週金曜日(PM12:00) 締切