旭志園「中尾のむかし番茶」300g(菊池産・自然栽培)
こちらの商品は、通常便orチルド(冷蔵)便or冷凍便どの発送方法でも可能です。
※チルド(冷蔵)便、冷凍便での発送の場合、ラベルの紙の部分がふやけてしまう恐れがあります。
自然栽培茶葉のむかしながらの番茶
農薬・肥料を一切使わずに栽培した緑茶を天日干しし、直火焙煎した昔ながらの番茶です。番茶とは「普段使い」のお手軽茶を意味し、比較的安価なもの。一番茶のような柔らかい新芽ではなく、成長した茶葉を使用します。そのため味も力強く、焙煎しているので紅茶のような香ばしさもあります。旨み、渋み、苦味の少ないさっぱりとしたお茶です。そのため、料亭などでは食事中のお茶として出されることもあります。
また、番茶は煎茶に比べてカフェインが少なく、刺激に敏感なお子様や夜のティータイムにもおすすめ。ホッと一服時には温で、暑い夏には水出しでお楽しみください。
※商品には茶葉を砕いた際に粉になった部分も含まれます。あらかじめご了承ください。
こんなお茶が菊池にあったなんて…
中尾要介さんは菊池市の旭志で現在菊池環境保全型農業技術研究会に参加されているお茶農家さんです。中尾さんの茶畑には、父の代からの昔ながらの在来種のお茶が残されており、お茶の種から育てたため色んな品種が混じっています。だから茶畑はまだらになっています。農薬、化学肥料、除草剤、有機肥料すらまったく使わず「自然のままに生えていて、芽が伸びるので刈っている」という状態で育っています。お茶の木の根元は枯れた茎や葉は地面に落ち、自然に土に換えるサイクルが出来上がっていました。こんな珍しいお茶が菊池にあったなんて、ほんとうに驚きでした。
静岡で今から30数年前、中尾さんがお茶の慣行栽培の研修中に度々の消毒や肥料などで6〜10回農薬を使ったといいます。「もちょっと、農薬減らされんかな」という思いを抱いたといいます。以前、奥さんが体調を崩された時、肥料を施したお茶の味がきつく感じられて飲めなかった事があり自然栽培のほうじ茶はすんなり飲むことができて、体調が戻る助けになったといいます。中尾さんご自身でも「慣行栽培のお茶」と「自然栽培のお茶」の飲み比べをして確かめた時の事です。肥料を施して栽培のお茶は、確かに旨みや風味などが濃いけれど、自然栽培のお茶は、味が淡泊な中にも、土の味を感じるような漢方薬の中に感じるような風味を感じたそうです。「農薬を使わずに今までのように収穫できるだろうか」との不安はあったと中尾さん。それでも「これからは無農薬栽培が増えてくるよ」との叔父の言葉に導かれるように、自身の体でも感じた自然栽培の力に確信を深めていきました。
家族の協力を得て、1989年より農薬不使用栽培をはじめ、2011年には茶畑全園を農薬不使用栽培に切り替え。化学肥料・化学合成農薬不使用栽培の農産物につけられる熊本県の認証を受けました。同じく1989年に山の畑の1枚から始めた自然栽培は、2022年には4500アールの畑のうち2500アールまでに広がっています。
奥さんは「あなたがそうしたいなら応援するよ」と言ってくださったそうです。昔はお茶が薬だったと伝え聞きますが、きっとそれは農薬や化学肥料を使わずに自然の恵みを得て育ったお茶だったのではないでしょうか。そんな自然そのもののお茶を扱えることに幸せを感じます。
品目 | やぶきた | つやあさひ | むかし番茶 | ほうじ茶 | 紅茶 |
---|---|---|---|---|---|
水分 | 2.3 | 3.2 | 2.6 | 0.5 | 6.6 |
全窒素 | 5.1 | 5.7 | 3.4 | 4.9 | 4.6 |
遊離アミノ酸 | 2.8 | 3.2 | 1.6 | 2.5 | 3 |
テアニン | 1.3 | 1.7 | 0.9 | 1.2 | 1.7 |
繊維 | 19.5 | 18.4 | 26.8 | 20.5 | 24.3 |
タンニン | 15.6 | 12.9 | 8.9 | 13.6 | 11.9 |
カテキン | 14.9 | 13.1 | 12.2 | 13.9 | 12.6 |
カフェイン | 2.6 | 2.9 | 2 | 2.5 | 3.6 |
ビタミンC | 0.54 | 0.39 | 0.31 | 0.42 | 0.25 |
AFスコア | 35 | 45 | 15 | 29 | 30 |
名称 | 番茶 |
---|---|
原材料名 | 緑茶(熊本県菊池市産) |
内容量 | 300g |
賞味期限 | 12ヵ月 |
保存方法 | 直射日光、高温多湿を避けて保存して下さい |
製造者 | 旭志園 代表/中尾要介 熊本県菊池市旭志伊坂710 |