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福8堂 2年もの越冬発酵はちみつ 280g
こちらの商品は、チルド(冷蔵)便にてお送りします。
常温便の商品を同時にご注文された場合、まとめて冷蔵便にて送らせていただきます。
冷凍便の商品との同梱はできません。冷凍便商品を一緒にご注文の場合、2個口発送となります。
発送温度帯につきまして
- 輸送中高温となり、発酵の進んだハチミツが漏れ出す恐れがありますので、冷蔵便のみでの発送とさせていただきます。

巣箱の中で熟成された2年もの発酵ハチミツ
通常は年に1度、秋に採蜜するハチミツをあえて採取せずに1年持ち越し、翌年の秋に採ったはちみつです。自然種の日本ミツバチは翌年に同じ巣で過ごすとは限りませんが、このハチミツは500日以上もの間巣箱の中で熟成されたものです。
2023年の春から巣箱に貯められ、おおよそ500日間巣箱内で熟成され、2024年秋に採取し、1年間寝かせて更に熟成発酵したハチミツです。
原料となるハチミツは、大分県の山中にてミツバチ任せ、自然任せで集められています。
瓶の中で発酵が進む場合がありますので、保管は冷暗所、夏場や長期保存の際は冷蔵庫での保管をおすすめいたします。
【生産者さんからの余談】
蜜蜂は常に身体を振動させていて、翅の羽ばたきで旋風を起こし、身体を震わせる事で熱を発して花蜜の水分を蒸発させて濃度をたかめるだけでなく、巣内の温度や湿度を年中一定に保っています。
振動=波動
日本蜜蜂の発する波動を浴びまくって熟成されたはちみつと言えます。



徹底的に蜜蜂ファースト!玖珠の“蜂の人”吉武さん
大分県玖珠郡玖珠(くす)町。大分県の中西部に位置し、人気温泉地・湯布院と九州の小京都・日田の間にある自然豊かな町です。そんな玖珠町にて日本ミツバチだけで就農し、町内では「蜂の人」と呼ばれているのが「福8堂」を営む吉武琢磨さんです。
吉武さんは生まれも育ちも玖珠町。若かりし頃はこんな田舎が嫌で、町を飛び出して上京し、様々な仕事をしていたそう。東京では最終的にバイクのスタントマンをしていました。


ある時玖珠に帰省していた吉武さんは、物産館で売られていた「地元のおじいちゃんが作ったハチミツ」に出会います。地元の物産館で普通に売られている、ローカルなパッケージのハチミツ。しかしそれはほかのハチミツとは全く違っており、吉武さんはすっかりその味の虜に。自分もハチミツを採りたいと思うようになりました。
この生産者さんを「師匠」とし、何度も玖珠に足を運んで日本ミツバチと触れ合い、ついには東京でできた家族を連れて帰郷することを決断。日本ミツバチと共存するハチミツ農家を目指して「福8堂」を立ち上げました。


玖珠を始めとする大分県の山中に、吉武さんが設置している巣箱は百数十箇所。植林された場所ではなく原生林を選び、時には崖や岩場のある山を登り、蜂が生活しやすそうな場所に巣箱を置きます。
きくち村スタッフが連れて行っていただいたのは、吉武さんが選んだ「行きやすい」場所。歩く距離は短かったものの、枯れ葉で埋まりゴツゴツと岩が突き出る急斜面は、慣れない者にはおっかなびっくりでした(笑)。
「ありがとう」「みんな元気かー?」吉武さんが声をかける先の岩陰に、小さなお堂のように鎮座する巣箱。そこにはたくさんの日本ミツバチが生活していました。


吉武さんのハチミツ採取は徹底した「蜜蜂ファースト」。巣箱を気に入ってくれた蜂は長く棲みついてくれますが、気に入らなければ巣箱を出て行きます。日本ミツバチは人の過度な管理を嫌い、吉武さんのできることは限られると言います。害虫や病気から“彼ら”を守るようなことは一切せず、ただ生活しやすそうな場所に巣箱を置き、台風が来たときに巣箱の補強をする程度にとどめています。
取材時にも、巣箱には1匹のスズメバチが襲来していたのですが、吉武さんは手出しをせず、ただミツバチの力を信じ、見守るだけです。
ミツバチの分蜂(群れが2つに分かれること)の際にも、新しい群れの引っ越し先はミツバチ任せ。完全な「自然入居」にこだわります。
ちょっとした巣箱の位置変更がミツバチにとっての大きな環境変化になるようで、取材した巣箱も最初に置いた時には全く入居せず、数センチ、数十センチと何度も移動してみたところ、現在の場所で棲みついてくれるようになったそうです。


蜂が蜜を蓄えるのは、餌を集めることができない冬を過ごすため。吉武さんは、蜂が越冬できる分を残してハチミツを採取します。「蜂の分け前をいただいている立場」の自分の方が取り分が多いというのはおかしいと考えています。以前には「少し多く採りすぎたら蜂が餓死してしまった」という苦い経験をお持ちで、採蜜は全体の2/5程度としているとのことです。
吉武さんがハチミツ農家を始めて10年。はじめは「すごく美味しいのだけれど、師匠のハチミツとは別物」だったそうです。何が違うのか?を研究し続け、納得がいったのはこの1年くらいのことだと言います。
自然の摂理に身をゆだね、日本ミツバチとの共存を目指して今日も山へ入る吉武さん。巣箱にかける言葉はきっとミツバチたちにも通じていると思います。

名称 | はちみつ |
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原材料 | はちみつ(大分県産) |
内容量 | 280g |
賞味期限 | 2027.8 |
保存方法 | 冷暗所、夏場は冷蔵庫での保管をお勧め致します。 ※一歳未満の幼児には食べさせないで下さい。 |
製造者 | 福8堂 大分県玖珠町四日市339 吉武 琢磨 |
