自然派きくち村

自然栽培、農薬・肥料不使用のお米とお野菜。
ストレスをかけない放牧された牛、豚、鶏のお肉。
こだわり抜いた調味料。
それらを使用した惣菜にスイーツ。

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【煎茶】高島さんの緑茶 80g(南阿蘇産・自然栽培)..

価格
1,550円(内税)
在庫数
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※自然栽培の茶葉は気候や環境の影響を受けやすいため、甘味や風味がその年によって違います。

高島和子の煎茶茶葉

高島さんからのメッセージ

今年も茶葉を無事収穫を出来、感謝です。
 1993〜94年にかけて植えた茶畑は、綺麗な成園になり、静かで落ち着き、茶摘みの日はとても良い香りに包まれます。今年も沢山の方に来ていただき、テキパキとそしてお喋りと笑い声の絶えない時間を過ごせました。
 さて、ここ数年続く暑い夏に、スッキリとした冷茶を味わっていただきたいと思います。「かなやみどり」と「やぶきた」の混合品種は、「やぶきた」の優しい味わいと、苦味と色を持つ「かなやみどり」の力強さがよくあっていると思います。
 2Lの水(水道水はダメかな)に15g(最低目安で好みの量)を入れ、常温で茶葉が開いたら冷蔵庫で冷やします。湯で出さないので苦味が出ません。(カフェインの量が半分に抑えられるそうです)また、調べてみるとテアニンとかカテキンとかが出てきますが、私は効能より甘味のあるすっきりした水出し茶が大好きです。
 もっと贅沢な茶の飲み方は、氷のみでゆっくりと出すこと。絶品です‼️
※湯で入れて冷やしたお茶と水出し冷茶は全く違う成分になります。

阿蘇の大地と多くの人に感謝を込めて・・・  高島和子

高島和子の煎茶

南阿蘇からの贈り物、香り、甘み、苦みも…様々に楽しめる【煎茶】

 高島さんの自然栽培緑茶は、美しい自然に囲まれた南阿蘇村にて、自然栽培で育まれた緑茶(かなやみどり・やぶきた)の新芽のみを煎茶に仕上げた香り高い緑茶となります。洗練された素直な飲み心地、爽やかな茶畑の風が感じられるような香り、後口に優しい甘みが感じられるかと思います。茶碗でややぬるめに湯冷ましをしたお湯で、茶葉がほどけた頃注いでお召し上がり下さい。二煎目、三煎目からはもう少し熱めのお湯で時間を置かずに抽出してお召し上がりください。

収穫が近づくしばらく前、茶の木には寒冷紗が掛けられ、その下で柔らかい緑をたたえた新芽が収穫の前の最後の成長をします。摘採機で摘み取られた茶葉は、鮮度を保ちながら水源近くの川口製茶さんへ運ばれ、八女の福本茶園さんで釜炒りを行い煎茶へと仕立てられます。いずれも、農薬不使用栽培のお茶専用の釜を使用して製茶を行っています。
※【煎茶】とは、いわゆる一般的な製茶方法で作られたお茶の事です。【白折】とは、煎茶の仕上げ加工中に出てくる茶の茎の部分を集めたお茶で、味わいはすっきりとしています。

元気な高島和子さん
【おいしい飲み方・温かい編】
お茶は沸騰したお湯を一度湯呑に注ぎ、少しさましてから急須の茶葉に注ぎます。2分程度蒸らし、茶葉が開くと香りが立ち上ってきます。色がしっかり出てからお召し上がり下さい。二杯目は少し冷ました湯を注いで待たずに湯呑に注いでお召しあがり下さい。
【おいしい飲み方・冷たい編】
夏は水出し緑茶もまた美味しいものです。ピッチャー等に水とお好みの量の茶葉を入れ、冷蔵庫で一晩おきます。きれいな風味の冷茶ができます。

自然栽培茶でしあわせなひとときを…

お茶を収穫する高島和子さん

晴れ渡った空と澄み切った空気。高島さんが作る自然栽培茶。

ヤギの写真

 「すみこさん、いい子にしてた?」茶畑に着くと、高島さん、誰かに話しかけています。そこにはヤギの姿が。「天気のいい日はここに連れてきてるのよ」。今日もすごくいい天気です。高島和子さんは、ここ南阿蘇村で自然栽培によるお茶を栽培しています。きっかけはおよそ20年前。福岡から南阿蘇へ移住し新規就農するにあたり、栽培品を探していた高島さん。ある講演会で茶栽培農家の方の話とその生き方に感動し、すぐに「もっと話を聞きたい」と、講演者の家まで伺います。いろいろな話を聞いた後、案内された立派な茶園。その茶園に立った時、高島さんは思いました。「こんな澄んだ空気の中で仕事がしたい!」お茶の栽培を決意した瞬間でした。

茶畑を観察する高島さんの写真

 それから高島さんは農薬不使用栽培でお茶を作る農家を見学したり、地主さんに茶の木を植える許可を頂いたりと、厳しい環境に直面しながらも「お茶の栽培」に向けて一歩一歩前進しました。そして1992年。いよいよお茶の苗木を植え始めた高島さん。しかし、2反5畝の畑に60cmの溝を掘り、笹竹・かやを引き、堆肥や籾殻を入れて埋め戻すという過酷極まる作業に、とうとうダウンしてしまいます。しかし多くの友人に助けられながら、なんとか7000本の苗木を植えることができました。そして現在。あの日の茶畑と同じ「澄んだ空気」に包まれた、高島さんの茶畑。青く晴れ渡った青空と澄み切った空気の下には、元気なお茶が広がっています。今日もすごくいい天気です。

 「山の土とね、同じになってるの」そういうと高島さん、茶の根元の土を掘り始めました。その土を触ってみると・・・確かに柔らかい気がする。さらにその土の上には、もっと柔らかい土の層が。「これは『腐葉土』と言って、落ち葉や枝が土壌微生物によって分解されて土状になったもの。言わば“天然の肥料”ね」。剪定によって地面に落ちたお茶の葉や枝が長い年月をかけ、新しいお茶を育てる肥料となる。これが高島さんの目指す循環型の農業。農薬・化学肥料不使用で栽培してきたお茶ですが、この自然の循環を利用して10年前から肥料不使用の「自然栽培」に切り替えました。「阿蘇の大地と多くの人に感謝を込めて」。高島さんのこのメッセージの中には、支えてくれた多くの友人、作物を食べてくださる消費者のみなさん、そして自分を育て上げてくれた阿蘇の自然に対する高島さんの全ての想いが詰まっています。

土を観察する高島さんの写真 高島家のランチタイム写真